パタンナーの収入について
パタンナーは稼げる職業です。
もしファッション業界の学生や、若い方がいたらずばりオススメします。もちろん、夢を追う職業なわけですから、収入なんて関係ない!という人もいるかと思いますが、正直なところ30歳を越えると結構きつくなってきます。
私が通っていた学校の同期は、30歳前後でごっそりいなくなりました。女性は結婚を機にやめ、男性は単純に転職していきました。
聞くところ、やはり収入が低いことがネックになるようで「ファッションの楽しさ」<「収入が低い」と感じた時がどうやら境目になる様です。
調べたところ、日本の企業で働く平均給与は デザイナー420万、パタンナー390万、生産管理360万くらいだそうです。(2022/12月調べ※出所忘れました、)
大手企業のチーフクラスで デザインナー900万、パタンナー800万、生産管理720万、企業で働いているだけでは、残念ながら将来的にも収入が大きく上がることは見込めません。
下の図は、平均所得金額と所得金額の中央値を表したグラフです。(※緑が企業勤めのパタンナーの平均給与、オレンジが独立後パタンナーの給与分布(個人調べ))
独立後、特にパタンナーに関しては収入が一気に増えます。デザイナー600~2400万、パタンナー600~4000万、生産管理400~1400万です。
嘘でしょ?と言われるかもしれませんが、これは特に誇張している訳でもなんでもなく、国内でも海外でもこのくらいの収入を得ることはできます。(税金対策はまた別の話として)
私の知り合いで、一日のうち半分(4時間くらい)しか働かない人でも年収600万という人もいますし、8時間程度の仕事で1000万越える人も普通にいます。
私も新卒で働いていたころは、年収200万くらいでしたので、まともに生活できていた記憶があまりありません、、ほぼ毎月、携帯電話、ガス、電気が止まっていた気がします。
今後、日本のデザイナー、パタンナー、生産管理は海外の仕事をするようになると思います。日本の人口減少、高齢化によって、日本国内での仕事が減るからです。その時には工場もほとんどなくなっているので、早めに海外にシフトしていくことが理想です。
その中でも日本人パタンナーや縫製は、お国柄仕事が丁寧と評判がよく、海外でも高く評価されていますから、日本、中国以外の東南アジア、ヨーロッパ、そしてアメリカからの仕事も確実に増えてくると思っています。
若いうちはいいですが、やはり安い給料での労働はいつまでも続けれません。ファッション業界でも稼げる職業に就く事は、後々の資産形成に大変メリットがあると思います。
次も読んでもらえると嬉しいです!
イチコ
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