投資【初心者向け(4)🐣】NISA、iDeCoのおすすめ投資信託2選

投資のすすめ

まずはこの商品を買ってみましょう

投資信託の商品はかなりの数があります。NISAを始めてどれを買おうか悩む人も多いのではないでしょうか。

もちろん多数ある商品の中には良い商品もありますし、あまり良くない商品もあります。どれを選んだらいいか分からない人に向けて、まずはこれを検討してみたらどうか?という商品を2つご紹介したいと思います。

※あくまで個人の一意見になりますので、買いを推奨している訳ではありません。購入に関しては自己責任でお願い致します。

① eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
信託報酬0.1144%

日本を含む先進国、新興国の大型株・中型株(約3,000企業銘柄)で構成されています。世界各国市場の時価総額約85%に対して投資をします。

2023年1月現在は、米国59%、日本6%、そのほか先進国24%、中国5%、そのほか新興国6%、で各国々に投資されています。

業績がいい企業には多くの資金を、悪い企業には少ない割合で資金が投資される”時価総額荷重平均”という方法に沿って投資される為、現在は米国に59%と多く投資をしていますが、今後の企業の成長次第ではどこの国の価値が上がるか分かりません。

この商品は、その都度その都度の時価総額に合わせて投資対象を調整して投資してくれるので、一度購入してしまえばほったらかしにしておいても問題ない商品と言えそうです。

※時価総額とは、企業の現在の価値を表した数字で、価値が高い順に並べられたものです。
価値が高い順に並んでいるので、常に順位が動いています。
② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬0.0937%

米国三大株価指数のS&P500指数という、米国を代表する500社への値動きに連動するように作られた商品になります。

アメリカの大型株500銘柄で構成され、アメリカ全体の約80%に対して投資をします。

この商品も”時価総額荷重平均”で投資対象を決めているので、業績がいい企業には多くの資金を、悪い企業には少ない割合で資金が投資されます。

アメリカの大きな企業の大半は、世界各国で活動している企業が多い為、この商品に投資をすることである程度世界の成長を享受する事が可能です。

上の2つの商品はそれぞれ経費率も安く、多くの国や地域に分散された投資をしている優良商品になります。(※購入時の注意※”eMaxisSlim”と”MAXIS”という似たような商品があります。この2種類は投資信託会社が同じ、商品の中身も同じですが、経費率がかなり違います。必ず”eMaxisSlim”の方を選んで下さい!)

また、類似した商品は他にもいくつかありますので、自分に合った商品を選んでもらえれば問題ありません。

↓のチャートは、MAXIS米国株式(S&P500)とMAXIS全世界株式(オールカントリー)の比較チャートになります。

株式投資で、将来を見据えた長期投資をする場合、株価が右肩上がりの商品を選ぶ事が大前提になります。購入前に、長期のチャートを確認し、必ず成長している投資信託を選ぶようにしてください。

※投資信託を確認するためには、モーニングスター社のMy投資信託というアプリが便利です。よかったら使ってみて下さい。


失敗しない購入方法

購入するにあたり、必ず自分自身で確認して欲しい項目があります。

以下の項目を確認して購入するだけで、大きな失敗はなくなると思いますので、必ずチェックするようにしましょう。

チェックする項目は以下の赤線の通りです。

【出所】楽天証券様 投資信託eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)より
①インターネットで購入できる商品を買いましょう
必ずネット証券(楽天証券、SBI証券、マネックス証券、paypay証券、LINE証券など)で口座を開設し、自分で手数料の安い、優良の商品を購入しましょう。

株式や投資信託を購入するには、何通りか方法があります。銀行、証券会社、ネット証券などです。
その中でも銀行と証券会社で購入する事はオススメしません。

人件費、手数料、相手に都合がいい商品を紹介される、など、デメリットしかありません。
②NISA口座で購入できる商品を買いましょう
注意しなければいけないのが、NISA口座で購入できる商品と、通常の口座で購入する商品があります。

NISAの商品は国(政府)が投資をするに適している商品を選んでいる為、NISA口座で投資できない商品があるので注意が必要です。
③手数料が安い商品を買いましょう
投資信託を含む、株式投資をするにあたり、手数料はどうしてもかかってくるものです。手数料はなるべく少ないに越したことありません。

投資信託の手数料には何種類かあります。主な手数料では、買い付け手数料(購入時にかかる手数料)信託報酬(年間でかかる費用)、信託財産留保額(売却や解約した際にかかる手数料)の3種類があります。

最初のうちは、買い付け手数料はゼロのものを、信託報酬はなるべく低いもの(年0.25%以下が理想)、信託財産留保額もゼロのものを基準に選びましょう。
④償還日が無期限の商品を買いましょう
償還日とは、その投資信託が何かしらの都合で終了する日の事です。償還日は、基本的に設定していない商品の方が多いですが、たまに期間が決められた商品があります。

長期で資産形成を目的としている場合では、償還日は無い方がいいですから、最初のうちは無期限のもの選びましょう。
純資産が多い商品を買いましょう
純資産とは、その投資信託に預けられている資金の事です。純資産額が小さいと不人気商品とみられ、償還(終了)されてしまいます。

こちらも長期で資産形成を目的としている場合では、償還されては困ってしまいますから、純資産が多い商品を買いましょう。
⑥投資信託の分配金コースは必ず”再投資”を選びましょう
投資信託の種類によっては、年に数回分配金という形で配当金がもらえる商品があります。ここでは詳しく説明しませんが、最初の資産形成期の場合は全て”再投資”を設定してください。

まずは全世界株式投資!

下の表は、1900年から2010年までの各国の時価(国の価値、強さ)を示す図になります。横軸が西暦を表し、縦軸が各国の価値が占める割合になります。
(縦に見た時の、色の面積が多い国が価値が高い事を表しています。)

世界の国別時価総額比率  画像元:Credit Suisse Global Investment Returns Yearbook 2018

資産形成を仮に30年と考えたとすると、30年間の期間で切り取ってみた場合、どこか1つの国がずっと強かったという事はありませんでした。

1980年後半~1990年は日本が全体の50%以上を占めていた時期もあり、1950~1970は米国が70%以上、1920年以前がヨーロッパ圏が強かったりと、どこかの国が未来永劫強いという事はありません。

現在は米国が大変強く、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグル、VISAなど、日常で使われている企業が世界の時価総額ランキングで上位を独占しています。(2023年2月現在)

しかし、この図を見ても分かるように、今後はどこの国が強くなっていき、どこの国が弱くなっていくのかは誰にも分かりません。

なので、20年以上の長い投資期間が確保できる人にとっては、まずはじめに“全世界に分散された株式”に投資する事がベターだと思います。


続く。

おすすめ紹介

漫画で学べる「インベスターZ」という本です。「ドラゴン桜」の作者が書いている漫画ですが、投資初心者から気軽に読めて、勉強になる本です。私も現在読み進めています。

楽天証券のサイトでもスピンオフが出ていたりするなど、勉強になる本です。よかったら読んでみて下さい。

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最後まで読んでくれてありがとうございます!
次も読んでもらえると嬉しいです!
イチコ

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