投資【初心者向け(5)🐣】そもそも株式投資とは?

投資のすすめ

株式とは?株式投資とは?

そもそも株式とは何でしょう?

株式とは、

”株式会社が事業を運営するための資金として、出資してくれた人に発行する証券“ の事です。この証券の事を ”株券“ と言い、株式を購入した人を ”株主“ と言います。


株式投資とは、

お金を出してもいいと思う企業に、私達個人投資家が出資をする(お金を貸し出す)事です。そのお金を元に会社は設備を整えたり、新規事業を立ち上げたりするなど、投資された資金を会社の運営に回します。

企業によって投資資金を全て会社の成長に充てる企業と、配当という形で投資家に配当金を出す企業があります。


”インカムゲイン”と”キャピタルゲイン”

”インカムゲイン“とは、

企業へ投資をすると、運営で出た利益の一部を配当として還元くれます。その配当の事を ”インカムゲイン(配当金)“ と言います。インカムゲインの中には配当金以外にも、優待券として投資家に還元される場合もあります。

”キャピタルゲイン”とは、

企業の業績が伸びる事で、企業は価値が上がります。それにより、企業の規模に合わせて株価も上がります。株を購入した時よりも、株価が上がった時に売却して利益を得る事ができます。その売買して出た利益の事を ”キャピタルゲイン(売買差益)“ と言います

この流れを “株式投資” と言います。


株式投資のメリットとデメリット

株式投資も”メリット””とデメリット”が”存在するので注意が必要です。

※メリット※
・インカムゲイン(配当金)がもらえる
・キャピタルゲイン(売買差益)が期待できる

主なメリットは2つです。

インカムゲインがもらえる事と、キャピタルゲインが期待できる事です。保有している株数に応じた利益が期待できるので、将来を見越した資産形成が可能です。

ただし、インカムゲインを狙って株式投資をする場合は、そもそも配当を出さない企業もあるので、銘柄を選ぶ際には注意が必要です。

※投資信託の場合は配当再投資を選択して欲しいので、今のところ基本的に配当はないと思っていて大丈夫です。


※デメリット※
・元本保証ではない
・倒産のリスクがある

株式投資の一番のデメリットは、預金、貯金などとは違い元本の保証がありません

企業の業績が予期せぬ悪化などで、購入した時よりも株価が下がってしまう可能性も十分にあります。株式投資は、企業の成長や将来性に”期待して”出資するものなので、もし株価が下がってしまい、投資家に損失が出たとしても企業側には返済の義務はありません

特に今後個別に企業に投資する場合、倒産のリスクがあります。企業が倒産した場合、投資した資金は全て戻ってこない事も覚えておきましょう。


なぜ株式投資をするのか?

①銀行預金以上に利子をもらう為

簡単に言うと、銀行預金よりも多くの利子が得られる可能性があるからです。

特に日本ではここ何年も銀行預金の利回りはとても低く、大手銀行で0.001%~ネット銀行で0.2%程度です。(2023年2月現在)

100万円預けたところで、1年間の利子は100円~2000円です。全然お金は増えないどころか、ちょっとした手数料を取られてしまったらマイナスになってしまいます。

株式投資で期待できる利回りは、年平均4~8%程度です。株式投資をすることで、より多くの資産を作る可能性があります。

②年々高くなるインフレ対策の為

世界のインフレ率は、およそ年2%程度ずつ上がっています。

2%というと少なく聞こえるかもしれませんが、例えば、今10,000円で買えるものが、1年ごとに10,200円、10,400円、10,600円…..と年々価格が上がっていくとしたら結構高く感じるのではないでしょうか?

株式投資では期待できる利回りは、年平均4~8%程度なので、インフレで物価が上がったとしても、それ以上に株価や資産が上昇する事から、インフレに対してリスク軽減する事ができます。

③将来使うお金を確保する為

株式投資で世界中に投資をする商品や資産を持つ事で、年平均4~8%程度のリターンが期待できます。さらにNISA制度を使うことで、受け取り時に税金が掛からず全額受け取る事が可能な為、老後の自分へのお金を積み立てしたり、子供の入学金などのまとまったお金が必要な時にも活用できる有効な手段です。


株式投資は本当に資産形成できる?

株式投資で期待できる利回りは、世界株式に投資するとして年平均4~8%程度です。

もちろん、株式投資では株価の値動き(ボラティリティ)が存在するので、必ずプラスになるという訳ではありません

ですが、株式に投資をし10年、15年、20年と長期間継続する事で、結果ほとんどの場合でプラスになるというデータがあります。

↓の図は”株式投資の投資期間と年平均リターン”の図になります。
1950年から2009年の過去59年間で見ると、15年以上投資を続けることで100%プラスの結果に終わっている事が分かります。

【出所】ジェレミー・シーゲル氏著作「株式投資の未来」から作成

では、どうして”長期で株式投資をすれば利益が出せる”というデータがあるのにも関わらず、実際には大損をしている人や、投資を辞めてしまう人がいるでしょうか?

それは、短期で大儲け(つまりギャンブル)をしようとしている人がいるからです。

もう一つは、長期投資にもかかわらず一時的な株価の値下がりに耐え切れずにほとんどの人が5年以内で投資を辞めているという事です。

資産形成とは短期で儲ける事ではなく、図を見てわかる通り、15年以上かけてお金を作っていく事が基本です。


続く。


おすすめ紹介

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普通預金、定期預金、債券投資、株式投資、不動産投資など、ローリスクな金融商品からハイリスクな金融商品の事までとても分かりやすく書いてあります。

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最後まで読んでくれてありがとうございます!
次も読んでもらえると嬉しいです!
イチコ

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